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筋電メディカル徒然日記

2021年11月19日

徒然日記 45
何と多きこと

私は、現在湾岸のエリアに住んでいる。引っ越してきた時は、マンションの周りはほとんど野っ原状態で、映画館や子供のためのキッザニアも入る大きなショッピングモールやプロの大工さんが使うようなホームセンターと幾つかのビジネスビルがある程度だった。一棟だけ、以前からそびえ立つマンションはあった。橋を渡れば、もう中央区、その辺りも野っ原状態、地下鉄で3駅行けば銀座、4駅目が有楽町だというのに、朴訥な街だった。
 
それが、大げさに言えば眠って起きると景観が変わっていた。まず揉めに揉めた築地市場の移転、それに続くようにして2020オリンピックの競技場。もともとこの土地の大半を使っていた石川島播磨重工業と東京都や区が、ある計画で動いていた節がある。もともとあった大学は、建物を大改造して大きくし、有名な大学病院は大きな病院に変身した。至る所に病院や保育園ができ、大きなスーパーも暮らしに合わせて3軒もある。
大きな公園の東京湾の船着き場を残し、どんどんと変貌していく姿は、よくテレビなどで観る早回をした雲の映像に似ている。
 
マンションの東京湾に面した部屋は、眺めが良い!レインボーブリッジが鼻の先に見えるらしい。東京タワー、晴れた日は、富士山まで豪華なオマケのように見える。部屋の位置によっては、左目で東京タワー、右目でスカイツリーが見えて、まるで勧進帳の弁慶の目のようになる。ただし、海側の難点は西日が当たる。下手すりゃ、冬でも日焼けしそうな感じの光の強さだ。海側の人は「冬は暖房いらずだわよ」なんて言っているようだが、それじゃ夏は?さぞかし暑いだろう!なんて思っているうちに野っ原がなくなってしまった。ひとつ埠頭の入口にあった野っ原にマンションを建築していたが、最初の日に完売したらしい。それも私が買った時より値段が高い。
野っ原の中のマンションと、住みやすい街になってからのマンションは、値が違うのはわかるが、投機でなければ得も損もない!いや、損はあるかも知れない。この辺りは儲かっていそうだから、税金で搾取してやろうという輩がいるかも知れない。何せ、金儲けができなかった区だから、どうなるやら!
 
若い夫婦が乳母車に赤子を乗せて買い物をしている。若い人が多いので、私のような老人も見ているだけで嬉しい!子らが走り回り、子供が減って廃校が多い中、新しく学校ができる奇跡が起こる。
私の住むマンションの中も同じ、噂では、5000人近く居住しているようだ。爺さんがいて、杖をつき蟹股で10センチずつ前に進む。先日会った別の爺様は、3カ月ぶりだった。救急車で運ばれたかなと心配していた矢先だった。何か奥様に骨粗しょう症の診断が下り、有名な病院を何軒も回ったけど、まったく治らない。どんどん背中が曲がっていくそうだ。
そこで、森谷敏夫教授の「筋電メディカルEMS」の話をした。今奥方と自分の医療費が保険の効かないマッサージを含めて月20万円を超えているそうだ!その爺様、助かった~ぁ!という顔です。まずネットで森谷敏夫京大名誉教授を検索しなさいと伝えた。
で、いつ新しい健康補助器ができるの?爺様の顔は、真剣です!

高松市菊池寛記念館名誉館長
文藝春秋社友
菊池 夏樹