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筋電メディカル徒然日記

2023年04月10日

徒然日記 111
幕は、開かれました!

おまたせ致しました!世界中の未来のセルフケアを可能にする新兵器が産声をあげました!いぇ、もっと前に出来ていたのですが、生みの親、京大の筋肉・森谷敏夫京大博士が首を縦に振ってくれません!これでもか?いやいやもっと出来るはず!これでも?まだまだ!何回繰り返したでしょうか?でも、当たり前なのですよ!中途半端ではいけないのです。もう日本が長寿大国の一番なのですから、どの国も同じ道を歩んでいますから、世界中の人たちが待っているのですから!
 
さぁ、健康寿命の延伸『人生100年時代の新パートナー』の産声を皆さんと共に聞こうではありませんか!そう「筋電メディカルEMS」の産声です!
 
「今までのEMSとどこが違うの?」
良いご質問ですね、今まで味わったことのない未体験刺激の実感ですが、森谷博士が45年かけて取り組んでこられたことを一瞬で答えを出すことは、出来ません!これから、何回かかけてご説明をしていきたいと思います!
 
超高齢社会の日本で、そして日本に続く世界各国で、今、最も注目されている課題は何だと思われますか?そう、要介護になる原因は認知症、脳血管系疾患が多いことです。65歳以上の要介護者等で男女合わせた総数で介護が必要となった主な原因は、認知症が一番多く、次に脳卒中(脳血管疾患)、高齢者による衰弱、骨折や転倒、関節疾患と続きます。
その原因は、ロコモティブシンドローム、フレイルによるものと言えるのではないでしょうか。筋肉や関節の衰えによるフレイルや運動器疾患症候群(ロコモティブシンドローム)をあわせると要介護になる最も強い危険因子になるからです。
 
森谷博士は、1979年EMSの研究を開始しました。そして、1985年に最初の学術論文を発表したのです。2010年には、臨床用として、医学・歯学・看護学等の医療分野において、限定的な用途での利用を目的として臨床用EMSの開発を行いました。2015年に、多くの方に利用していただくため、家電製品としてデザイン性を高め、低価格での販売を行いましたが、技術的に低価格部品での「臨床用の性能」は発揮できませんでした。
 
そして、2021年「筋電メディカルEMS」原理機の開発に成功したのです。これが「筋電メディカルEMS」が世に出るまでの森谷博士の苦労の日々と開発の進化です。
半世紀近くにわたる安全性の高いEMS技術をもとに設計された機器が製造段階にたどり着きました。「筋電メディカルEMS」が産声をあげた瞬間です。
痛みのない心地よい刺激のベルト電極も同時に開発し、森谷博士が精査した世界中のEMS関連論文の最新エビデンスによって様々なプログラム、様々なウェアラブル電極を多岐に渡って開発し、深部まで届く独自の刺激プログラムが出来上がりました。
 
博士の想いは、臨床用と同等以上の効果であること、家庭用並みの低価格であること、老若男女問わず運動不足の人からアスリートまで、全ての方に利用可能な刺激機器であることなのです。そして、日本にとどまらず、世界の人たちが求める機器が完成しつつあります。
これを書いている私は、開発原理機から現在のプロトタイプ機器まで使ってみています!この「筋電メディカルEMS」を徒然なるままに、今後ここでご紹介していきたいと思います!

高松市菊池寛記念館名誉館長
文藝春秋社友
菊池 夏樹